くねくね文字の行方/椎名誠著

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「くねくね文字の行方」 椎名誠著
1997年本の雑誌社より刊行されたエッセイ
「むはのむは固め」とのタイトルで単行本として上梓
角川文庫より2004年6月文庫化初版

椎名誠のノンフィクションはそれなりにどれもが面白く、かつ楽しく読ませてもらっている。

彼のエッセイに触れたのは初めてだが、はっきりいって期待は裏切られた。最初から最後まで、モンゴルで撮影した「白い馬」という映画の宣伝ばかり、首尾一貫したノンフィクション・タイプの本のほうがこの作者の持ち味がいかんなく発揮されて、読み手を愉しませるのだということをあらためて認識した。

ただ、本書を読んだことで学んだことが二つある。

一つは、日本に文学賞と名のつくものが500くらいあるが、大半が小説を対象とし、自然科学や人文科学がその対象になっていず、辛うじてエッセイが対象として選択されることがあるということ。ということは、私が本ブログに書評する書の大半が賞の対象外。

もう一つは、トカラ列島の宝島の人口は147人だが、毒蛇のハブは推定5万匹という話。

なお、本書は1991年から1996年くらいまでを網羅している。ただ、「くねくね文字の行方」というタイトルも、以前に雑誌社から刊行されたときの「むはのむは固め」というタイトルも、いずれも理解不能。


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