とける、とろける/唯川恵著

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「とける、とろける」 唯川恵(1955年生)著
2008年 新潮社より単行本として発刊
2010年11月1日 同社より文庫本初版
¥438+税

 小説を手にするのはもちろん、エロティックな小説に接するのも久しぶりだが、例えば瀬戸内寂聴がむかし書いた、その種の小説に比べ、読後に「満腹感」、というより「うんざり感」がない。

 この本には9つの小品が掲載されているが、どの作品もそれぞれ別々のストーリーで、どの作品も男と女のエロの部分に内容を一貫させながら、あっさりした印象があり、しつこさがない。

 そういう文章がこの作家の個性というもので、それはそれで悪くないが、小説そのものに感銘を受けるというほどのものではなかった。

 小品の一つずつに対して感想を記述することはあえて控える。


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