ひとたびはポプラに臥す(予告)/宮本輝著

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書評:ためいき色のブックレビュー-ひとたび

  「ひとたびはポプラに臥す」 全六巻)  宮本輝

  1995年~1996年まで北日本新聞に掲載

  2002年3月15日 講談社より文庫化初版  ¥629+税

 予告:

  本書は全六巻におよぶ、シルクロード旅行記だが、作者のモチーフは紀元350年頃に生を受けた鳩摩羅什(くまらじゅう)という天才(インド人とトルコ人のハーフとみられる)がシルクロードの要衝、新疆(しんきょう)ウィグル地区のクチャに生まれ、7歳で出家、12,3歳のとき天竺への留学の旅に出、小乗仏教、大乗仏教と出遭って瞬く間に習得、後にサンスクリット語で書かれた膨大な経典を生涯をかけ、自分にとっては外国語である漢語に翻訳した史実にある。

 

 その訳書が朝鮮半島から日本にも伝わった。

 作者はこの少年が歩いた道、仏教伝来のガンダーラの道を、西安からパキスタンのイスラマバードに至る6,700キロの旅を北日本新聞の支援を受け、子息を含め、総勢5人で出発、40日間をかけて車で踏破し、帰国後にそのときの体験、見聞、思索をまとめたのが本書。

 六巻もあるため、読了に時間がかかることは避けられず、とりあえず、ここでは、首記の作品に関し、一巻ずつゆっくり書評していくことを予告しておきたい。


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