ジョージ・ブッシュが日本を救った/高山正之著

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georgebush

「ジョージ・ブッシュが日本を救った」
高山正之(1942年生/元産経新聞社記者)著
帯広告:大新聞の嘘を暴く
2012年1月1日 新潮社より文庫本初版

 全編スカッとするほど面白く、且つ遠慮会釈のない断定は鋭い叡智に溢れている。はっきりいって、本書は初めから終わりまで、あの全国紙として名高い、朝日新聞への批判であり、だからこそ一層、言わんとするところのものが大胆、読者も胸のすく気持ちを味わえる。また、「中国人とお金」を読んだ後にこのような著作に出遭うのも何かの縁だろう。

 第一、「あのオタンコナスのジョージ・ブッシュが日本を救った」などというタイトルはあまりにも信じられず、そこに動機があって入手したが大当たりだった。

 なかから、少し長くなるかも知れないが、私が唸ったところを紹介する。 (   )内は私の独言)。

*真珠湾攻撃を命令し、行動させたのは軍部であって、東条英機首相ではなかった。東条がその事実を知ったのは1週間後。(東条英機もいい加減な男だが、当時の軍部がいかに突出していたか、反対する人間を暗殺した経緯も、それに恐れをなしたメディアも目に見えるようだ)。

*マレーシアの首相として名高いマハティールは戦後英国からゴムのプランテーションを買い戻し、土地はマレー人のものと広言、ともに住んでいた支那人には出ていってもらい、かれらには領土の一部だった南端、シンガポールを与えた。(シンガポールが栄えたのは全員が華僑だったからだろう。フィリピンもインドネシアも僅かな華僑が経済を握り、政治を司る者には賄賂を与えて黙らせている)。

*マハティールはその後日本を軸とする東南アジア諸国が集まる会議「EAEC」構想を打ち出したが、驚いたのはアメリカのクリントン。東南アジアが独自に物事を決めるような構想はとんでもないとの判断から、急遽「APEAC」をつくり、日本にその旗振りをやらせた。

(日本はアメリカの言うことにはなんでも「ご説、ご尤も」で、マハティールを落胆させ、バブル以降は「なにやってんだ、日本は?」と言わしめた。日本を尊敬していただけに、激しく気落ちしたのであろう。マハティールみたいな人材を引きつける智恵がなくて、日本にアジアの主人公は務まらない)。

(この作者は中国を一貫して支那と呼ぶ。私は秦の始皇帝が全国制覇をしたときからこの国は支那になったのだと思っている)

*支那人はかつて日本に勉強しに来たが、今は犯罪をおかすためにやってくる。韓国漁船は日本近海まで入って密漁をするが、かれらは海保が銃撃しないことを知っている。

(日本は警察自衛隊を「Self Defence Forces」などという名に換え、アメリカの手でつくられた憲法を後生大事に守っているため、近隣諸国になめられている。自分から手を出さなければ、他国は手を出さないと思っているらしい。自分はかつて他国に土足で入っていったくせに)

*現地踏査を目的にイラクに入った。戦争時だからと、危険防止のため防弾チョッキを要求したところ、通産省が防弾チョッキは武器に相当し、従って武器輸出になるから送れないと言われた。日本の役人の教条主義に陥るこのバカぶりには言葉がない。(役人らには前例主義というべきか、前例のないことを認可したり許可したりを拒む小心な根性が巣くっている)

*共産党も社会党も役人と同じレベルで頭が悪い。(なぜ、いまでも共産党とか社会党とかいう名で党が成立しているのかが私には理解不能)。

*朝日新聞は戦後「日本人はチキンハートでいい」と言ったそうだが、他国の言いなりになって、四六時中おどおどして生きていけ」ということか。

*フィリピンの中学校教科書には、日露戦争に関しての記述がある。「日本の勝利はアジア民族に大きく影響を与えた。その第一はアジア人が西洋人に劣っていないこと、西洋の大国にも打ち勝てることを証明した。ナショナリズムが高揚したのはフィリピンだけでなく、インドネシアにも、インドにも波及している。

*一方、イギリスの教科書には日本海海戦で東郷平八郎が採った十字戦法は最善の攻撃形態、わずか1時間で8隻のロシア戦艦を沈めた。史上、稀に見る完璧な海戦勝利だった。日本の教科書には書かれていない。

*アメリカは日本に比べ子供への虐待にはきわめて神経質。それは子供は親があっての子ではなく、親はあっても親とは別の人格との考え方がしっかり根づいているから。子供を車にのせたままパチンコなどしていたら、刑務所行き間違いない。

*杉山という元帥がいた。陸大を出、成績がいいだけで傲慢にして且つ無能。真珠湾から4か月目、東京にアメリカの爆撃機が来襲、遠距離攻撃だったためガソリンがなく、日本に不時着したらしいが、乗員を捕まえると、「軍部の面子をまるつぶれにされた」といい、腹いせに処刑を要求。さすがの東条も「国際法で捕虜が正当」と主張したが、杉山のごり押しで斬首された。

*ポツダム宣言承諾するや、この男、官僚根性丸出し、捕虜斬首の始末は部下に押し付けて知らんぶり。ここで出てきたのが妻。小倉藩士の娘で育った啓子。夫に向かい、「あなたは自決せぬのですか?」と迫った。亭主は長いあいだためらった後、仕方なく拳銃自殺した。そのことを自宅で聞いた啓子は作法通り、膝を紐でしばり、懐剣でむねを一突きして見事に果てた。男より女のほうが侍根性が強かった。

*オウムが思うままあちこちにサリンを撒き、誘惑や殺しをやれたのは、背景に犯罪者の人格としての権利を極限まで支持したマスコミの協力があったから。

*「国家間に友好はなく、とくに隣国は危険」は外交の常識。朝日は「日韓に壁は要らない」などとほざいた。

*毛沢東は農民を兵卒化した。にもかかわらず、4千万の農民が殺され、毛はその後、さらに1千万殺している。社会主義の国で、農民には結局春は来なかった。SARSを隠し、AIDSを隠し、鳥インフルエンザのWHOへの報告義務をほかした。これが大国?

(殺人事件が起こると、日本のメディアは殺された被害者の写真は出すが、殺人者は警察が用意したフードつきの青いコートで覆って顔がさらされないようにする。遺体の写真も、残酷な現場の写真もなく、こんな報道がどれだけ有効なのか不思議に思ったのは海外から帰国したときだった。人間の死体を見せないことは決してよいことではない。日本は世界に例のないことが多すぎる。男の子が軟弱になるのはあたりまえだ。互いに血続きの欧州各国に比べ、島国日本のなんという小心さ。たった一度の敗戦に「戦争はもう懲り懲り」。たかが数十年後にニつの大戦を起こしたドイツ人に比べ、あまりの差に愕然とする。せめてドイツ並みに憲法改正ぐらいやったらどうだ?)

*イラク戦争時、自衛隊がPKOで現地入りしたものの、周囲を他国の軍隊に守ってもらい、土地の所有者からは土地代として1億円を要求された。日本政府は自衛隊員が一人でも殺されたら、明日の自衛隊はないと思っていたのであろう。

*クリントンは大の日本嫌い。「対日本企業訴訟チーム」まで傘下につくって、旭光学、トヨタ、三菱自動車、東芝など次から次へと訴訟させたが、任期が切れ、ブッシュに変わってから、対日外交ががらっと変わって、訴訟がなくなった。それは小泉、ブッシュの握手から始まった。(こういうことだったんですね)

*マッカーサーはGHQを通し日本側に「米兵慰安施設」をつくるよう要請したが、米兵はもっと手軽で金のかからない強姦で欲望を発散させた。トータル2万件というから、米兵もロシア兵と変わらぬことがわかった。(当時、米兵の腕にぶら下がって歩く日本女性をパンパンと呼んだ。日本の大山がつくった空手で、「極真空手」というのがあるが、大山は通りを歩きながら、通リすがりにいきなり米兵を殴ったり蹴ったりして鬱憤を晴らしたという話を聞いたことがある。米兵も素手ではさすがに大山には勝てなかっただろう)。

*ロシアは第一次大戦で900万人、第二次大戦で2700万人が戦死、その一方で、たかが80年ほどの社会主義時代にソ連で2000万人が、支那で6500万人が北朝鮮とカンボジアで200万人ずつ、東欧、アフリカを加えれば、1億人に達する数が殺されている。

*カンボジアのポルポト時代、意に反した収容者には指の爪をペンチで剥がし、その指先をナイフで削り、金槌で手足の骨を折るなどの拷問をした。(私は日本で起こっている残忍な殺人事件にはこの種の残酷な処刑をすべきだと思っている)。

*ポルポトの裏には支那の江沢民が存在し、ポルポト死後の特別法廷を引き伸ばしたのはクリントン。

*マッカーサーがかつて描いた日本滅亡のシナリオの仕上げが例の平和憲法だった。自衛権で剥奪して北朝鮮ごとき小悪党国家にも手出しができないようにしした。憲法に使っている言葉は綺麗ごとに終始しているが。

*朝日はなにかというと、「話せばわかる」という。支那も韓国も、中近東も、北アフリカも、ロシアも、アメリカも? 朝鮮戦争で死んだアメリカ人は3年間で3万6千人、フランスをナチスから解放するために失った人命の二倍以上にあたる。一方、金日正をバックアップした中国軍は1桁違う30万人の死者を出した。

*タウンゼントはその著作に「白人にとって黄色の日本人や中国人は虫唾が走るもので、現に白人は本能的に人種差別をしている。世界に冠たる詐欺師、ペテン師の中国、略奪から人殺しまで、何でもしながら責任逃れは上手という中国人をどう扱うべきか、日本はどう対応すべきか。

*役人とは、たかる、くすねる、ちょろまかすで生きる犯罪集団をいう。倫理観などどこにもない。ニューヨークタイムズの元東京支局長のニコラス・クリストフは「台湾は日本がかつて持ち込んだ教育のおかげで近代的、合理的な精神を育まれた。台湾人は支那人ではない」と言う。

*支那人にしみついた対白人召使い根性は、国名を見てもわかる。フランスを日本では仏国というが、かれらは「法国」という。ドイツを日本では独というが、かれらは「徳国」という。アメリカを日本では「米国」というが、かれらは「美国」という。(冷戦時代だけ、かれらは「美」という字に獣へんをつけた)。支那人はこうした当て字でも精一杯のオベンチャラを使う。


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