ノルウェイの森/村上春樹著

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「ノルウェイの森」(上下巻) 村上春樹著  講談社文庫

 

 1987年に本書を単行本で入手したが、数ページ読んだだけで、読み継ぐ気になれず、ギブアップ。それから18年が経った昨日文庫本で読了した。

 かつての先入観とは異なる印象が残った。

 あまりの繊細さ、あまりの透明さ。

 まるで、他の惑星で生まれた作品のような、他の惑星の人間に接しているような非現実感。

 登場するどの人物像にも中性的な印象があって、1987年に創作された著作としては、おそらく異彩を放ち、類例のない文学作品として評価されたことは想像がついた。

 さらに、たとえ作者が男性でなく女性であったとしても、納得がいくし、不思議に思わない。


前後の記事

現在はコメントを受け付けておりません。

サブコンテンツ