奇想の江戸挿絵/辻惟雄著

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

奇想の江戸挿絵

「奇想の江戸挿絵」  辻惟雄(1932年生/東京大学、多摩美術大学教授)著
集英社新書  2008年4月初版
帯広告:200年前に描かれた北斎、豊国らの挿絵から選りすぐった驚異の世界

 

 本書は一般の浮世絵にはない、やや奇想天外で破天荒、悪く言えば、荒唐無稽な凄まじい絵を収集したもので、解説にあるように、今日の漫画、劇画、アニメに通ずる、日本人らしい線画の伝統が水脈さながらに示されている。

 妖怪、血の滴る生首、幽霊など、すべて、これまで私が見知っている浮世絵にはないもので、本のほぼ半分がそうしたグロテスクな絵で埋められている。

 こうしたものに関心の深い方には、面白いかも知れない。


前後の記事

現在はコメントを受け付けておりません。

サブコンテンツ