小さなチーム、大きな仕事/ジェイソン・フリード&デヴィッド・パイネマイヤー著

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「小さなチーム、大きな仕事」
著者ニ人:ジェイソンフリード・デヴィッドハイネマイヤー・ハンソン
訳者:黒澤健二、裕佳ヤング、松永肇一、美谷広海
2010年2月20日  ハヤカワ新書として初版 ¥1100+税

 

 内容は予め期待したものとはかなり異なっていて、そのうえ四人もの訳者が首をそろえているところを見ると、作品に相当の癖があることが想像がつく。

 そこで、私の目に飛び込んできた箇所、言葉だけを以下に記すこととした。相当にアトランダムな結果になることは覚悟している。

*進化は常にうまくいったもののうえに築かれ、過去の失敗は引きずらない。

*リスクの回避、資金、安上がる策。現実のビジネスは一日目から利益を気にかける。

*決断を明日に延ばすな。間違えたら直せばいい。

*物事がうまくいかないときは、やることを減らし、相対的な問題点を掌握すること。

   

*人々が今日欲しいと思い、十年後も欲しいと思うものに力を投入すること。

*何かをつくるとき、副産物に目をつけよ。やらねばならないことを決めるにはやらなくてよいことを先に決めてしまうこと。

*自分のやっていることが価値を加えているかどうか、己の仕事を凝視してみろ。

*ほとんどの会議は無駄で、有害でありさえする。

*敵をもつことは顧客につたえるための機会を与えてくれる。

*競合他社への注意喚起は価値がない。そんなことにこだわりはじめたら、エンドレスになり得るし、手に負えない。

*顧客の信頼にYesで応対していたらYesが積みあがるばかりで、山になってしまう。顧客は常に正しいなどと信じてはいけない。

*人を舞台裏に導くと新しい関係が生まれる。稀には深い理解や評価へと進む。

*アメリカのウォールストリートジャーナルをはじめNYタイムズも、フォーブスも、ニュースウィークも、総じて読んで得るものはない。

*ドラッグの売人の抜け目のないビジネスマンとしての動きは参考にできる。

*人を雇うときは限界のとき。

*人を切るときはためらってはいけない。

*履歴書はジョークであり、学歴が仕事に役立つケースはわずか。

*文章力があって、しっかりメイルが打てる人間を雇え。(メイルで伝言する現今の時代背景を配慮している。相手によって文章の質を高くも低くもできる人材が求められる所以)。

*自分が間違えたら、隠してはならない。そして自ら、そのミスに対応せよ。

*不断の振る舞いの副産物が文化であり、顧客を大事にしているなら、それが社内の文化となる。

*外部に秘密のことを社内でメイルしてはいけない。

*閃きには賞味期限がある。

 今時の、アメリカの青年が何で成功したか、こういう著作を上梓しようとした腹の内が知りたい。というより、こういう著作をつくっている暇がどうしてあるのか知りたい。


前後の記事

現在はコメントを受け付けておりません。

サブコンテンツ