本の雑誌・血風録/椎名誠著

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本の雑誌・血風録

「本の雑誌・血風録」 椎名誠(1944年生)
1996年 週刊朝日連載
1997年 朝日新聞社より単行本
2000年8月1日 同社より文庫化初版

本書には椎名誠自身の人間形成と仲間づくりの原点があり、作家としてのスタートラインがあり、若年時の破天荒で、いい加減で、いきあたりばったりの対応があったり、いわばドタバタ劇といった様相を呈している一方で、作者がオリジナルに持っている優しさ、ユーモア、冒険心、男らしさなどが肩肘張らない生き様として、本文のいたるところで露わになっている。前々から触れてみたい一書ではあった。

連載の結果がこれだけの長さを結果として必要としたのだろうが、564ページという分厚さは販売上は難点となって、売り上げには寄与しなかったのではないかと危惧する。

ただ、「本の雑誌」社の初めての従業員が「群ようこ」だったとは初耳で、急に、この女性作家への関心が増した。


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