美丘/石田衣良著

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みおか

「美丘」  石田衣良(1960年生)著
帯広告:きみは火のついた導火線そのものだ
2006年10月 角川より単行本
2009年2月  同書店より文庫化初版

 

 帯広告に目が吸い寄せられたのと、文学賞を獲得する現代作家が書く小説とはどのようなものかとの関心をもち、迎合を意図して本書をピックアップした。

 驚愕したのは、まず、本文全体に使われる言葉にカタカナ文字が氾濫していること、物語の展開がまどろっこしいこと、男が軟弱で、主導権は女が握っていること、男女のあり方を意図して複雑にし、起承転結に含みをもたせようとの意図が伝わってくることだった。

 私自身は軟弱タイプの男性とは無縁だし、相手が男女の別なく、常に直裁的な関係を築こうとするから、本書に描かれている男の心理とは無縁であり、男女の心理描写は理解不能。

 この作家のファンには申し訳ないが、残念ながら、半分ほど読んだところで、イライラがつのり、読み継ぐことをギブアップ。

 この作家の作品に触れたのは初めてだが、今後、再び触れることはないだろう。だいたい、「衣良」(いら)という男だか女だか判別できないない作家自身のネーミングが気に入らないし、本書の主人公「美丘」という命名も気取りすぎ。


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