黒い噂/黒い噂検証委員会編

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書評:ためいき色のブックレビュー-噂

   「黒い噂」 副題:誰も語りたがらない  「黒い噂検証委員会」編

   2010年8月20日 彩図社より単行本初版 ¥524+税

 世の中には、耳にして「へー、そうなの?」と聞き返したくなるような話が唸るほど存在する。たとえば、アメリカ首脳陣は日本軍による真珠湾攻撃がそうであったように、9.11テロが起こることを事前に知っていたとか、東京ドームは巨人の攻撃時に吹く風があるとか、チンパンジーのなかには自分の子供を食べてしまう種が存在するなどなどだが、本書はそうした根や葉の有無は別にして、多くの噂話を数多く説明していて飽きない内容になっている。

 事実でない単なる噂がパニックを招くことがあり、風の噂が噂以上に深刻な状況をつくる事例もある。女子大生同士の何気ない話のなかに彼女らが居住する地方の信用金庫が倒産するとの噂があり、信用金庫には人々が押しかけパニック状態を現出。現在なら、ネットの掲示板が使え、無責任な噂が発端となって大事件に発展する可能性も否定できない。

 数多紹介されたなかから、以下、私の関心を惹いた箇所だけをピックアップする。

*「不倫で死刑」はアフガニスタン、イラン、スーダン、ソマリアなどイスラム教国が多い。(同性愛でも死刑になる国のあることは、以前にも本ブログで触れた)。婚前交渉は家族の判断次第で処刑される地域とそうでない地域がある。(アフリカには男同士が手をつなぐ風習があり、最近もTVで紹介されたが、バリ島でも同じ現象が見られ、ゲイでない人間の目には気持ちが悪い図に映るむねをつたえたところ、「仲の良いことをおおっぴらにしているだけ」との回答だった)。

*「生殖ビジネス」というものがアメリカで台頭。精子や卵子をノーベル賞受賞者、有名スポーツ選手、iQの高い人、俳優などから買い、それを冷凍保存して、買い手に売る商売。これまでノーベル賞受賞者の精子を買って生殖に成功した例はない。受賞者が歳をとりすぎていて精子の力が衰えていたとの説明。

*人間を生贄にする習慣は古代に遡れば存在したという地域は少なくない。日本にも「人身御供」「人柱」などという言葉が残っている。マヤ文明では人を生贄にする習慣が長くあった。現在でも、動物の血を生贄にする国は幾らもある。

*ポツリヌス菌は青酸カリの100万倍の毒を有する。1984年、熊本県で辛子明太子を食した36人中11人が死亡した例があった。

*アメリカでのこと。工事中の事故で、頭の前頭葉部分に鉄の棒が貫通した男性がいた。奇跡的に男は生還し、治癒したものの、性格が著しく変化し、この症状は多くの脳外科医の興味を惹いた。要するに、前頭葉の手術によって精神障害者を治癒させることができるのではないかとの期待。

*携帯電話を1日に4時間以上使うと、男女ともに性欲が減退する。男の場合、精子の30%が減少し、女性も妊娠の機会が減る。

*「花いちもんめ」の童謡は、人買いと子を売る親との会話から生まれたといわれる。「若い子を買えて嬉しい。この子は一匁(もんめ)だ」。子を売った親は、銭を握りしめながら、悔しそうに「高く売れなくて悔しい。この子はたったの一匁か」と嘆く。この歌は貧しさのために売られた子供たちの怨念のこもった歌であると。また、「いろはにほへと・・・」にも、似たような傾向があると。

*FRBには日本も毎年金を供出しているが、指揮権を握る株主はロスチャイルド、クーン・ロープ商会、ウォーバーグ商会、ロックフェラー家、モルガン財団と、ほとんどがユダヤ系の企業。(日本がロシアとの戦争に勝利したのはそれらロスチャイルドを中心とするユダヤ金融だった。当時、ポーランドをドイツと分割したあとユダヤ人がロシアに相当居住しており、その大部分がいじめられていたという背景があった。

*借金のかたに内臓をとられる国もある。


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