駅路・最後の自画像/松本清張&向田邦子共著

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駅路/最後の自画像

「駅路/最後の自画像」 松本清張(1909-1992)&向田邦子(1929-1981)共著
帯広告:不世出の二人のただ一度の共作
2009年12月20日 新潮社より単行本初版 ¥1300+税

 NHKに「最後の自画像」というドラマがあったが、原作となったのは松本清張の「駅路」で、それを脚本し、ドラマとして成立させたのが向田邦子という異色の取り合わせ。

 このドラマが話題になったのは松本清張自身が出演し、本人もそれを楽しみにしていたこと。

 松本清張の「駅路」には筋立てに多少の無理が感じられるが、ドラマ用に仕立てられた向田邦子の脚本はきめ細かく、清張作品の部分的な欠陥を補って充分という印象。

 向田邦子の脚本では展開に変化をもたせ、内容にこの作家らしい凄みが加わっていて、流石という気がする。


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