僕は考古学に鍛えられた/森浩一著

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「僕は考古学に鍛えられた」
森浩一(1928年生/同志社大学名誉教授)著
2012年1月10日 筑摩書房より文庫初版 ちくま文庫 ¥840+税

 私が考古学が好きで、チャンスがあったら、発掘に協力してみたいと思っていたこともあり、本書を入手することにためらいはなかった。

 著者は子供の頃、すでに太平洋は暗雲垂れ込めた状況、あっというまに戦争が始まって、あっというまに終戦と迎えたはずだが、著者はそうしたことに右往左往するより、周辺地域への考古学的な調査、考古学に必要な地図作成に邁進したというから、健全で、自身の趣味を追及でき、倖せだったことが想像される。

 本書には膨大な量の考古学的アプローチの具体的な話が盛られている。ほとんどは、著者自身が長年かかわった対象だが、肝心の戦禍が日本の考古学上重要な箇所に受けた実態については触れられていない。

 

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