すっぽんの首/椎名誠著

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スッポンの首

「すっぽんの首」  椎名誠著
文春文庫  2003年10月 文庫化初版

 本書は小説新潮と文藝春秋に1995年から2000年までに書かれた短編のエッセイ14篇をまとめたもので、内容はすべてノンフィクション。(単行本は2000年10月初版) 首題の「すっぽんの首」はそのうちの1篇。

 感想をまず言ってしまうが、作者のキャラクターがそのままにじみ出ていて、めちゃくちゃ面白い。

 短編によっては、歳月が経っているため、書いた時点では知らなかったこともあり、作者本人としては書き加えたい、あるいは書き直したい内容のものもあるだろうが、若干の誤解や誤謬があるにせよ、そのことが本書の面白さを減ずることはなく、作者独特の人情味やマンガチックな表現が小説以上に濃厚で、一層の親近感を抱かせる。

 私個人はもともと著者の個性が好きであり、その個性が際立ち、臭いたつ内容に触れながら、微苦笑を交えながらも一気読みしてしまった。

 むろん、短編ごとに書評やコメントを加えることは可能だが、それをやっているとエンドレスになるので、敢えてコメントの類は控えておく。


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