オーパ!/開高健著

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オーパ

「オーパ!」 開高健(1930-1989)著
副題:心躍るアマゾン釣魚紀行!
伝説のノンフィクションが三余年の時を超えて作家の筆遣いで蘇る!
写真:高橋昇
2010年4月30日 集英社より単行本ケース入り初版 ¥3000+税

 著者が釣り気違いであることは良く知っていたし、このような内容の連載が過去にあったことも薄々知ってはいたが、同じく釣り好きの私としては一度ははまってみようとの気分で本書を入手した。

 内容はかつてのベストセラー「オーパ!」を自筆原稿で追うというもので、むろん主要部分はアマゾンにおけるフィッシングであれば、ナマズ、ピラルクーの類が対象魚ではないかとの予測もつくが、正直いって、自筆部分にはあまりに多くの手直しが入っていて、読むのがかったるく、以下に続く量を思って、辟易感が胸を衝く。

 さらに、現題にも副題にもあるように、Exclamation(感嘆符)があまりに気軽に使われていることにも年齢からする違和感があり、ならば、高橋昇氏による合計24枚の写真に見入るほうがアマゾンでのフィッシングの多くを語っているように感じられ、下手な文字が並ぶ原稿には目を通さないことに決めた。

 断わっておくが、私はこれでもこの著者のファンである。


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