女の一生の「性」の教科書/河野美香著

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

女の一生の「性」の教科書

女の一生の「性」の教科書」  河野美香著
2012年2月20日 講談社より初版 ¥940+税

数年前にイギリス人の女性、キャサリン・ブラックリッジの書いた「ヴァギナ・女性器の文化史」を読み、感銘を受けたことを記憶しているが、本書を読むうち、この2冊を読めば、女の体を深く理解できることを思った。

あらためて心に留まった部分を以下にランダムに記す。

*18世紀までは、人間には男性、女性のほかに半陰陽があると考えられていた。

*セックスの快楽感は、男は例外なく線香花火だが、女性は深く、長い。

*思春期を英語ではPuberty というが、語源は「発毛する」にある。

*頻度は別にしてほとんどの女性がマスターベーションを知っている。

*女性の膣の容量は人差し指と中指を入れるほどだが、なかに小指ほどの狭い人もいる。相手に協力してもらって、油を使い、気持ちのよさを味わいつつ、ラブジュースを出す手法を学ぶこと。ラブジュースが出るおかげで不感症だった女性が男性器を受け容れることが可能にもなる。この努力には二人が協力することが大事。

女性特有の病気、鬱、閉経との関係、乳癌、子宮癌などへの細かな説明もあり、上記したように、この本と「ヴァギナ・女性の文化史」で、女性の身体的条件の全体を理解できる。すばらしい書である。


前後の記事

現在はコメントを受け付けておりません。

サブコンテンツ