女の読み方/中森明夫著

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おんなのよみかた

「女の読み方」 中森明夫(1960年生/コラムニスト)著
朝日新書  2007年11月初版

 本書は作者が週刊誌の「SPA」に1990年から時を代表する女性、100人をピックアップして纏めたもの。採用された女性は舞台俳優、映画俳優、スポーツ選手、演劇家、作家、画家、アイドル、歌手、漫画家、政治家、実業家、ダンサー、暴走族、霊能者など12年間、トータル570人を相手に対談し、写真入りで、各々原稿用紙二枚にまとめた、いわば1990年代(バブルがはじけた後)の女性群像。

 だから、タイトルの「女の読み方」という内容とはかなり異なる様相を呈しているが、序章に「女は男より時代を反映する」とあるのは真実で、「女の顔は時代を映す鏡であり、表情からは出身地や出身国、経済状態、通貨の価値、自由度、快や不快の念が判る」と言ってることにも異論はない。

 ただ、1990年代を代表する女性らを100人並べても、とくに関心を惹かれることはなく、私としては入手して損をしたような気がしたし、読み進めることもしなかった。私が期待したのは、女性独特の心理とか精神性とか、あるいは海外に打って出た勇ましい女性像とか、そういった内容だったからだ。


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