何を根拠に/ナンシー関著

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何をこんきょに

「何を根拠に」 ナンシー関(1962-2002)著
2003年に世界文化社より単行本として刊行。
2007年3月角川文庫より文庫化初版

 タイトル名と帯広告にある「その斬れ味、前人未踏」との宣伝から目が外せなくなって入手したが、内容はすべて映画評。

 上記したように40歳で若死にした作者は消しゴムの版画家。

 何十と対象になっている映画のほとんどは私個人は見ていない映画で、その事実が本書に飽かせ、あわせて文章にも批評にも「斬れ味、前人未踏」などという形容に値するような印象もなく、読むにつれ段々に不愉快になっただけだった。

 面白い本に出遭うことの難しさを教えてくれたという意味では、前に書評した「これが佐藤愛子だ」に並ぶ作品といっていい。


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