タスマニア島への想い

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書評:ためいき色のブックレビュー-地図

 

  「タスマニア島への想い」

 タスマニアは上記オーストラリア地図の右下にある島で、東京に自治体を代表するタスマニア政府観光局がある。

 実は、私の知己が、30年以上前、オーストラリア政府にかけあい、日本に政府管轄の観光局を設置させることに成功、続いてタスマニア独自の観光局の設置をも働きかけ、初代局長を務めたという経緯がある。私としては知己がその立場にある間にタスマニアを訪れてみたかったのだが、都合がつかず、実現しなかったという苦い思い出が今も胸にしこっている。

 そのタスマニアが最近、テレビで放映され、豊かな自然と先住民族の遺跡などが紹介された。タスマニアといえば、顎が強く、噛む力の半端でないことで有名な「タスマニア・デビル」という動物が生息するが、テレビでも動物の死体に群がるタスマニア・デビルが互いに喧嘩腰で咆哮(ほうこう)し、骨まで噛み砕いてしまう、すさまじい画面が映された。

 

 下段の写真はタスマニア・デビル。

書評:ためいき色のブックレビュー-デビル

 TVでは、案内人が島の自然や遺跡などを紹介していたが、遺跡は当然ながら先住民族であるアボリジニ人の遺したものであるにも拘わらず、案内人は白人だった。瞬間的に思い出したのが、過去にブログに記した歴史で、大英帝国によってオーストラリアが殖民地化されたとき、タスマニア島に居住していた現地人は一人残らず虐殺され、絶滅したという話である。

 放映された自然は確かに美しく、樹林は深く、水は澄んでいる。過去に惨憺たる悲劇を背負った島だとは、とうてい思えなかったが、アングロサクソンの自意識過剰が生んだ悪行の一つなのだと考えつつ、画面に見入った。

書評:ためいき色のブックレビュー-自然

書評:ためいき色のブックレビュー-風景

 上の二葉の写真はいずれも、タスマニア島の自然。


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