日本の技術はすごい・その6

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 「日本の技術はすごい」 その6

 日本が「ロボット大国」であることは周知の事実だが、どんな振動や揺れに対しても決して緩まないナットを開発しているのも日本で、世界の70%以上のシェアを誇っている。製造しているのは、町工場だが、現今の金融危機以来、出荷が激減しているとの報道には言葉がない。

 さらに、ハンマー投げの室伏が使っているハンマーの鉄球も、砲丸投げの鉄球も、日本の町工場が製造元で、室伏が使うことで金メダルに輝いたりするうちに、世界の選手が同じ鉄球のハンマーや砲丸を使うようになったと言われる。ハンマー投げ競技でも、砲丸投げ競技でも、各種の鉄球が競技場に用意され、選手はどれを使っても構わないというルールがあり、個人所有だから他の選手は使ってはいけないという理屈は通らない。

 この鉄球の製造者によれば、すべて手づくりであり、重心の置き方次第で投擲のための適切な鉄球ができるらしく、製造方法はグラインダーを使って鉄球を削る過程で、耳を使い、微妙な音の違いで重心の位置を探ることで可能だが、世界の誰も彼の真似はできないという。

 あるアメリカのスポーツメーカーが、当該人物に数億円を支払うから、アメリカに来て、その手法を教えてくれと勧誘されたこともあったが、彼は笑って、これを断ったという。

書評:ためいき色のブックレビュー-ハンマー
 (写真は室伏選手)


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