変な歌と踊り(クイカイマニマニ)の記憶

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剣岳

 高校生の時だった。

 その夏、山岳部の部長だった私は、北アルプス縦断のプランを実行した。

 その日は同行三人で前夜にテント宿泊した白馬岳から宇奈月に出、そこでさらに二人の先輩に合流、剣岳の雪渓をアイゼンを頼りに登り詰め、峠にいたって小休止をとった。

 そのとき、東大の山岳部のパーティと一緒になり、歓談するうち、リーダーらしき学生が、

 「これから歌と踊りをやってみせるから、君たちもよかったら覚えたらいいよ」と誘われ、学生がいきなり歌いだしたのが以下。

 クイカイ マニ マニ マニ マニ ダスキー クイカイコー クイカイコー

 オニコディーモ ウンジャリパリ ウンパー

 オニコディーモ

 ウンジャリパリ ウンパ ウンパ ウンパ・・・・・

 (最後のウンパ ウンパ ウンパのとき、ダンスはバックに転じていた。歌は繰り返しとなる)

 私は音を楽譜に置き換えることが苦手だから、歌のメロディーを本ブログの読者に伝えることはできない。むろん、どこの国の言語なのかも解らないし、どんなダンスだったのかも具体的に伝えることはできない。

 が、ひょっとしたら、知っている人がいるかも知れない。あるいは、剣岳の峠で我々に教えてくれた方がたまたまこのブログを見て、詳細を語ってくれるかも知れないという希望を胸に披露することとした。

 この歌の歌詞を忘れてしまうわないうちに、ブログに「備忘録」として書き残しておくことも得策だという判断もあった。(もちろん歌詞を間違って記憶している可能性はあるけれども)

 東大の学生はクラウチングスタイルをとったまま、両手を腰の両脇で上下に振りつつ、円を描くように動いて踊りながら繰り返し歌い続け、私たち一行はもちろん、たまたまそこにいて休憩していた他の山岳パーティの方々も一様にびっくりはしつつも、ダンスそのものがきわめて滑稽であったこともあり、笑いが止まらなかった。

 後日、知己の一人が「この歌は黒人歌ではないか」と示唆したが、当たりかどうかは判らない。

 ただ、東大の学生が躍ってみせた歌もダンス風景も今尚鮮明に脳裏にある。

(上の写真は剣岳)


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2 Responses to “変な歌と踊り(クイカイマニマニ)の記憶”

  1. cornervalley より:

    踊りまでは知らなかったのですが、子供のころ、家で母がかけてくれたレコードにこの曲がありました。
    意味は全く分からないけれど、言葉遊びのようで音が楽しかったので、レコードに合わせて歌ってました。
    どうやら、ペルーのケチュア語の民謡らしいです。音源も発見したので、音を聞いて、当時の踊りを思い出せたらご報告お待ちしています。
    http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Studio/Midi/Traditional/Qui_Kwai_mani_mani.html

  2. hustler より:

    cornervalleyさん
    おかげで長い間の疑問が氷解しました。レコードになっていたとは驚きですね。ペルーのケチュア語と知ったことは大いなる収穫です。ありがとうございました。

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