アイスランドの火山噴火・その後

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  「アイスランドの火山噴火・その後」

 最近になって、ようやくアイスランドそのものの映像が流れるようになったが、どうやらアメリカメディアの介入らしい。昨日も、火山灰に覆われた道路を灰を巻き上げながら走るバイクの姿が映し出され、印象的だった。

 また、現地では600人が避難したとの情報も流れた。

 日本人一般でアイスランドに関心の深い人は少ないとは某メディアの発した言葉だが、私はドイツやイギリスよりアイスランドに関心が深いし、親族の一人は二、三年前に現地を訪れていて、その折りは積極的に土産話を聞かせてもらった。

 ここにきて、火山そのものの噴出する火山灰の量は減る傾向にあり、閉鎖された空港も徐々に運行開始の模様だが、アイスランドという国には火山が多いというだけでなく、土地が多くの氷河に覆われてもいて、熱い溶岩や噴出した火が水に触れることで水蒸気爆発を起こし、それが第二の火山の噴火を誘発することも過去にあった。

 だから、完全に終息するまで、油断は禁物である。

 この火山の爆発による経済的ダメージはアメリカの9・11テロのときのダメージをすでに超えている。人間のみならず物資の航空輸送が不可能な期間が長引けば長引くほど、ダメージは大きくなる。また、日照時間が減るため、農作物も観葉植物も花も光合成ができず、育たない。

 過去の火山噴火を調べてみると、

 第一は、フィリピンの「ピナツボ火山」で、これは1991年のこと、日本の空は日照時間が激減し、稲作が予定通りに育たず、タイから米を輸入したことを覚えている人もいるだろう。

 第二は、インドネシア、ジャワ島のガルングシ山で、インドネシア航空がエンジンストップを起こし、一時はどうなるかと思われたが、途中でエンジンが再び動きだし、ことなきを得たという情報が流れた。

 火山の噴火史を考えていて想起したのが江戸時代の「天明の飢饉」、1782-1788年まで継続した日本近世史最大の天災で、日本ではとくに東北地方に被害が大きかった。この原因もアイスランドの火山活動が原因と言われ、火山灰が北半球を覆い、冷害に襲われた地域が広かったといわれるが、火山が連鎖して大爆発を起こしたのではないかと推測されている。

 アイスランドで今回爆発した火山の地点から20キロ足らずのところにかつて大噴火した火山が存在する。連動爆発しないことを祈りたい。

  ゴールデンウィークを前に、旅行業社や航空会社はもとより、観光に携わるどの業者も不安でいっぱいであろう。

 日本の北に存在するロシアのカムチャッカ半島には活火山が多数存在することも忘れないでいたほうがいい。


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