タクシードライバー殺人事件

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イエローキャブ
 (写真はアメリカのタクシー・イエローキャブ)

 「タクシードライバー殺人事件」

 かねてから不思議に思うことは、日本でタクシー運転手が殺害されたり、売上金を強奪されたりする事件が起こり、年々増加の一途をたどっていながら、運転手を守るための工夫が一切なされていないことだった。

 今回、横須賀で起こった事件を契機に、あるタクシー会社が運転手の後頭部の部分だけやや大きめのプラスチックで防御する手段を採用したが、上記写真のイエローキャブ(アメリカ)では、数十年前から後部座席と運転手が乗る前部座席とのあいだに防弾を兼ねた強化プラスチック(シリコンかも知れない)が全面に張られ、金銭のやりとりは椅子の部分とプラスチックの部分の接触するところに小さな受け皿があり、客はそこに金を入れ、釣りがあれば、運転手がそこに釣りを入れて客に戻すという方式を採っていた。要するに、客の側からも、運転手の側からも、受け皿が引っ張れるようになっていて、金銭のやりとりに不都合はない。

 さすがは銃社会、タクシー会社もドライバーの身の安全を図って、特殊な防御体制を工夫していたということで、必ずしも、全国的に同じ手法が採られていたわけではなく、カンサスシティなどの田舎では日本と大差のないあけっぴろげの内部だった。

 提案だが、アメリカ軍基地の存在する土地を走るタクシーにはニューヨークを走るイエローキャブ並みの防御手法を採ったらどうか。

 要するに、わが国では、犯罪に対する思考回路がゆるふんであり、今回の事件だけでなく、外国からの労働者はもとより、不法労働者も増えている現実や、景気の落ち込みを踏まえれば、たとえばブルトーザーで持ち運びできるようなATMなどというものは外国人にとっては信じがたいほどのお粗末な防犯対策なのである。同じことは人家のない場所に置かれた自動販売機にも言える。


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