中国産ペットフードの害

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 「中国産ペットフードの害」

 

 本日、唐突に、北米大陸における中国産ペットフードの害と多くのペットの死がテレビ報道され、アメリカ人、カナダ人の右往左往する姿やペットフードの輸入元を非難する業者の声などが公表された。

 日本では、すでに10年以上前から中国野菜が入ってきているし、日本人が食事に必要とする割り箸ですら木を使ったもの、竹を使ったもの、養殖産の魚を含め、日本の食生活に必須ともいえるものが数え切れないほど入ってきていることを知っていたが、かれらの商売には売り手と買い手との信頼関係をベースに商売を長く続けるという姿勢は感じられず、日本人が虫食いのあるほうれん草はいやだといえば、知らん顔をして化学肥料を通常の二倍使い、外見をよくして出荷するという、人道を無視した商売を、とくに日本人に対して行なうことを知っていたから、これまでどんなに安くとも、中国産と明示された食材を買ったことはない。

 日本には昔から「安物買いの銭失い」という俚諺があるが、あえて「安物買いの命失い」と変えたほうがいいのではないか。それほど、中国の商売人のやり口には人道的な配慮を欠けた商品が多い。

 今度の、北米でのペットフード問題をテレビで見るにつけ、中国政府はこのフードに関係した2社の責任者を厳しく罰すると明言し、現実に即死刑に処したが、それは相手が北米で、アメリカとカナダが相手だったからで、これが日本だったら、このような迅速な対応は採らなかったであろう。

 こういう商売をすることが世界的に知られれば、中国の経済力の伸びにも抑止力が働いて、政府が期待するほど伸びることなく終焉を迎えるかも知れない。「人権」という感覚すらない、また「人道」という認識すらない国、孔子、孟子の時代からは想像もつかない礼を失した国情を、国民の姿勢、態度を中国政府はどのように糺し、世界に対抗できるまっとうな国としての知性を磨くのか、それこそがこの国に負わされた大きな課題だといわねばならない。尤も、孔子や孟子を生んだ時代、この国には「礼」などのカケラもなかった社会が背景に存在したという推理も成り立つ。

 15億になんなんとする人口を有する国である。そういう国の為政者が1億程度の日本の為政者にない倫理観念や外交手法を持っていたとしても不思議はないし、その心労、苦労も推して測ることができる。


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