産院をたらい回しの挙句、死産との報

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「産院をたらい回しの挙句、死産との報」

 首記はつい最近、関西で起こった惨憺たる事件。

 日本女性が経済的に自立を果たすようになって、結婚を忌避する傾向が強まり、したがっては出産の機会に恵まれず、結果として「少子化問題」がクローズアップされている。そうしたさなか、若い女性がショッピング中に苦しみだし、救急車を手配してくれたのがいいが、女性に主治医がいなかったという事情もあり、救急隊員が十数余の病院に受け入れを要請したがすべて拒絶され、最終的に女性が苦しみを訴えてから5時間以上経過したとき、ようやく一病院が受け容れを容認、時間が経ちすぎていたため、女性は無事だったが、子は死産という悲惨な結果となった。

 確かに、少子化現象は産婦人科医師になろうとする医師を激減させ、出産はリスクも伴い、訴訟される可能性も増えているが、元来、お産婆さんから産婦ケア機会を奪ったのは医師会である。

 少子化を問題視する以上、これに歯止めをかける術を模索し、確立した策を考えるのは医師界の義務であり、政界に献策を提示し、問題解決を図る努力をするのが当然の姿勢。

 このような女性を救う道が日本にないとしたら、ユニセフその他の公的機関で働く医師や看護士たちがアフリカの子共たちの健康管理や出産に協力している姿をどう理解すればよいのか。アフリカ人のためには働くが、肝心の日本女性のためには働かないというのは、どう考えても納得がいかない。

 「少子化」だ「少子化」だとの声はあっても、それに対応する術を本気で考えていない治世者、世界中に金をばらまきながら、日本人には酷く冷たい態度、許せない。

 医療の偏りと政治の貧困をつくづく感じさせる一件だった。


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One Response to “産院をたらい回しの挙句、死産との報”

  1. kanbe49 より:

    医師会の罪は重いですね。

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