花粉症と文明病

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「花粉症と文明病」

 「花粉症アレルギーは文明病」だと私は思っている。戦後、衛生が行き届きすぎた結果、アレルギーが出やすい体質に日本人の体質が変容してきたのではないだろうか。

 本日のNHKテレビでも指摘していたが、兄弟が4人以上いる家庭で育った人に「花粉症」の発生率は少ないという。兄弟姉妹が多いことで、外から菌を持ち込む率も高くなり、抗菌体ができあがるという調査が紹介されていた。むろん、例外はあるだろうが。

 思い起こすのは1994年から1995年春までに起こった「バリ島内コレラ」である。日本の新聞は「バリ帰りにコレラ」という見出しで、ほとんど連日のように「コレラ」という法定伝染病を書きまくり、まるで「バリがコレラの巣」のような紹介の仕方をした。

 終息するまで5か月、トータル500人が羅病したという統計数値までが発表されたが、法定伝染病という、いかめしい名を冠する病気にかかったにしては、死亡者はゼロだった。

 また、バリ島はヨーロッパ人もオーストラリア人もアジア人も来訪するリゾートだが、コレラにかかった人は皆無、さらにバリに居住する日本人(私を含め)にもコレラにかかった人間はいなかった。オーストラリアからは医師団まで派遣され、病状のチェック、ホテルを巡回、コレラ菌の有無の調査まで行なったが疑わしい菌は出てこなかった。

 私はこの病気は「下痢や発熱をともなうバリ島の風土病」だが、症状にコレラに似た部分があるために、日本の医師団は誤診したのだと思っている。500人もが羅病して1人も死人が出ない法定伝染病などあるわけがない。日本人だけがこの風土病にやられた原因はサニタリーの行き届いた環境下で育ったために免疫力が低下したことにある。

 また、少子化が進んでいることにも原因があるとしたら、アレルギー体質の子供はさらに増えるという因果関係も無視できない。

 花粉症にかかる確率は昔も今も大差ないはずだが、昨今、急に花粉症体質の人が増えたのは、文明病ともいうべき、抗体を喪失した日本人の体質に原因があるのではないだろうか。

 花粉症には杉花粉のみならず、中国の黄砂、車の廃棄ガスなどの影響があるとすれば、中国人、韓国人、日本人のアレルギー体質度を調査してみると面白いのではないか。 

 もっとも、中国の産業物廃棄は実態的にかつての日本の高度成長期とそっくりで、しかも、人口が多いぶん、その悪影響の範囲も度合いも日本の比ではないだろう。いずれ、隣の韓国が、そして、日本が、悲鳴をあげる日がやってくるだろう。


前後の記事

現在はコメントを受け付けておりません。

サブコンテンツ