食材の品種改良に関する著作権

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  「食材の品種改良に関する著作権」

 日本はむかしから花、果樹に関しては品種改良に熱心であり、桜などは500種を越え、梅でも200種類を越えている。

 昨日のTVで初耳だったのは、日本各地で品種改良にいそしんできたイチゴについてだった。改良には5年以上の歳月と人件費と実費がかかり、国内では当然とはいえ、それを勝手に真似れば罰則規定があるけれども、韓国の農家ではすでに日本のイチゴの4種類が真似され、政府がいくら抗議しても、「いずれ」という答えが返ってくるだけで、一向に改善の兆しが見られない。

 イチゴの摂取量は、日本人が年間平均1.5キロ前後に比べ、韓国人は4.5キロ前後、スペイン人は7キロ前後を食べるという。

書評:ためいき色のブックレビュー-いちご
  (写真はトチオトメ)

 こうした件に関しては、すでに条約に各国が署名しているため、該当の国際法が発効する2012年には、嫌も応もなく、国際法が適用されるからいいようなものの、その間の日本の損失は数百億円に達するという。儒教の国、韓国にも、こうした他者の権利に対する認識レベルが低劣で、かれらの構成する社会には該当する倫理観はないということらしい。いちはやく資本主義、市場経済を発展させた韓国が、隣の中国と同じレベルだとしたら、韓国のプライドはどこにいったのかと問いたくなる。

 農産物の自給自足が云々される機会が増えている昨今、日本が得意分野とする高級な果物は輸出品としての可能性が高く、輸出が可能ならば、当然自給率も高くなる。トマト一個が¥500という高級かつ高額というだけでなく、美味このうえない果物が多種の果物にもあり、現在、日本の果物は、リンゴやメロンを含め、世界一との評価を得ている。

 

 食材に関しては、中国から汚染された食材が流れこんで以来、日本の消費者はかなり神経質になり、原産地がどこかについて必ずチェックしてからショッピングするようになっているが、問題は国内の企業なり料理屋なりが偽装をくりかえし、すでに26件の不正経営者が摘発されているという実態である。

 そのうえ、メンチカツ、コロッケ、弁当、サラダ、餃子、シューマイなどにはどのような肉や野菜が使われているのか、消費者には判断ができず、そういう中に潜り込まされたら、まったくお手上げだという事実がある。

 私の知己に、香港で寿司を握る職人がいるが、(オーナーは華僑)、中国本土からの野菜その他の食材を仕入れるとき、どうしているのかと問うてみたら、「中国人はそういうことに敏感ですよ。私はかれらの勘を信じてまして、これまで問題が起きたことは一度もありません」という回答だった。おそらく、「中国人は中国人を知る」ということらしい。「でもですね、幼児用の粉ミルクだけは、高くても、日本食品の販売店で買っているようです」と言って、「子供の命は大切だという感覚は世界中同じみたいですね」と結んだ。

 そう言われて想起したのはバリ島、バリ人も粉ミルクだけは日本製のものを買っていたから、「粉ミルクが高い」という愚痴を何度か耳にしたことがある。


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4 Responses to “食材の品種改良に関する著作権”

  1. withyuko より:

     食料の自給率は低いのに、質が良いものはいっぱいあるんですね。びっくりしました。
    なんとなく、工業製品だけが良いっていうイメージでしたが、果物や粉ミルクもいいんですね。
     韓国やスペインのイチゴの消費量、多いのですね?意外でした。(イチゴ、ジェラートなんかに使うんでしょうか?)
     韓国の人は、日本の悪口はいっぱい言うけど、日本製のモノは好き、みたいですね。

  2. 関西より より:

    中国食材を輸入している業者さんなんですが、日本というマーケットを失うほどおろかな事をするはずも無く、有害物質混入は不満分子の仕業かと。
    ただし、農薬濃度の問題は持ち込んだ日本の業者が、しっかりした指導をしておらず、中国国内でも野菜を数時間、水に浸して洗浄するのは当たり前になっているとのこと。両国での検査が厳格化されなかなか国内に中国食材が入りにくくなってしまっていると言っていました。
    以前、北京へ旅行したときに下の娘を背負いながら歩いていましたら、やたらと多くの年配者から中国語でやいやい言われるのでガイドさんに聞いてみると、靴をはかしていない(靴下2枚ははかせていたのですが)ことに抗議しているとのこと。一人っ子政策で子供を大切にする中、靴をはかさない親はとんでもないということらしかったのを覚えています。確かにどこの国でも「子は宝」なんでしょうね。

  3. hustler より:

    日本人が品種改良したイチゴだということを知っている農家と知らない農家があるみたいですよ。

  4. hustler より:

    中国は「一人っ子政策」の後遺症でしょうか、青年に達しても、過保護に育ち、マザコンが多くて、雇用しても、忍耐力がなく、すぐ辞めてしまったり、辞めずにいても使いものにならいという話をよく聞きます。世界でも稀な政策を採用しても、なお13億以上の人口なんですから、すごい国ですよね。

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