ゴールドが異常な高騰

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 昨年、1グラムにつき¥2,700まで下落したゴールドインゴットが、つい最近¥3、332にまで高騰。アメリカの相場ではゴールドは日本よりはるかな高値に引き上げられているが、その理由は、偏にドル安、円高の影響。

 現今言われているのは、中国、インド、ロシアなど新興国がこれまでに貯め込んだ外貨、つまりドルの低落を嫌気して、ゴールドにヘッジしているという背景があり、その傾向を察知した投機筋が紙ペラになりかねないドルをゴールドに置き換えているのだ。しかも、その勢いが当初予想された勢いを上回る勢いをこのところ急に見せ始めたというところらしい。

 ゴールドを大量に買いたがっている国のトップは中国で、一説によれば、中国はドルをゴールドに替え、大量に貯め込んだゴールドをもって、かつての「金本位制度」を復活し、「元」という通貨名を(華のつく言葉)に変更して、少なくともアジアの、できることならアメリカに代わっての機軸通貨としたいという意向を密かに持っているという。

 金本位制を復活させるためには、なまじっかの保有量では実現は難しく、かつ一度に大量に買える相手、つまりは売ってくれる相手を探さねばならない。

 現在、中国は1千トン以上のゴールドを持っているが、日本は700トン前後、アメリカは7千トンと言われる。

 相場を専門とする人の言葉によれば、ゴールドが1gにつき¥4,000になる可能性すら出てきており、とすれば、10キロのゴールドをグラム¥3.000で買っていた人は1千万円の儲けになる勘定になる。世界の経済がアメリカの破綻と不振の継続から全世界に波及し、各国を巻き込んでいる現状下、ゴールドに涎(よだれ)を垂らす傾向は止められないという予測であり、今回の金融恐慌の深刻さが背景になっている。

 果たして、プロの相場氏らの予測通りにゴールドの価格は今後とも順調に高値を目指すだろうか。


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