バリ島駐在記「パッサール・ブルン(鳥の市場)」

パサール・ブルン

 バリ島の州都、デンパサール市内に「パサール・ブルン」(現地の発音は”パッサール・ブルン”に近い)と呼ばれる特殊な場所がある。

 野鳥を売る店が多いけれども、なかには手に乗るほど小さな猿を売っていたり、大トカゲが鉄製の籠に入っていたり、犬の子や兎まで売っている。鳥のなかには一般的な野鳥のほかにフクロウまでいる。むかしは極楽鳥までが籠に入って売られていたが、いまはワシントン条約で売買はもとより輸出入が禁じられている。(上の写真はパサールブルン、市場の風景)

 驚くべきことは、鳥の餌で、日本のように人工物ではなく、麻の実のほかに生きた虫までが売っている。日本で飼われている鳥よりも、バリ島の鳥のほうが食生活は豊かであり、飼われても幸せだと思った。バリ人は野鳥を飼い、その美声を競わせることがことのほか好きで、コンテストのための場所さえ存在する。また、野鳥を幾つもの籠に入れ、肩にかついで、売って歩く姿があり、日本でかつてあった金魚売りや鈴虫売りを彷彿とさせる。

 さらに、奥には闘鶏用の軍鶏(しゃも)を売る店舗が軒を連ね、好き者が引きも切らずにやって来る。 私もここでお世話になった一人だが、その話は別の機会に譲る。

 面白いのは、一隅に骨董屋があり、奇石、貴石などを並べている店があることで、はっきりいって、まがいものが多い。ただ、かれらに一致するのは、水晶や石のなかに水などが含まれ、その動きを目で追うことのできる品物を高く評価する点である。

 下の写真はパサール・ブルンで売られている白い猿。
パサール・ブルンで売られている白い猿


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